鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を和らげる為には、アレルギーの治療薬を利用することが手っ取り早い解決方法になります。アレルギー治療薬として効果的なのがザイザルやアレグラで、どちらも効果の高さや副作用の発生率の低さに定評があります。

花粉症にはレーザー手術?その内容とは

レーザー手術とは、鼻の粘膜にレーザーを照射して変性させることにより、一時的に花粉症のアレルギー反応を起こしにくい状態にする治療法を指します。
麻酔注射を用いずガーゼによる麻酔で行い、手術中や後にも出血がほとんどないため、痛みもごくわずかです。
治療成果が高い上に副作用もほとんどないため、花粉症治療だけでなく通常のアレルギー性鼻炎の方への普及も高まりつつあります。

鼻粘膜の表面をレーザーで照射することにより、腫れていた粘膜が固まり、鼻腔内の空間が広がり鼻づまりが解消されます。
そして、粘膜が硬化することにより、外から花粉が侵入してきても付着しにくくなります。
照射された患部は水分が失われるため、たとえ花粉が侵入して付着したとしても抗原が生体内に入りにくくなります。
これにより、くしゃみや鼻水などの花粉症の諸症状も抑えられます。

治療の流れとしては、まず手術に適しているかどうかの問診・検査を行います。
花粉症・アレルギーの原因物質であるアレルゲンの特定は、血液検査によって診断します。
手術の際には、事前に鼻の粘膜に表面麻酔を施します。
病院によって施術方法は異なりますが、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使用するのが多いです。
内視鏡を用いて鼻の奥までくまなく処置をしますが、手術自体は片鼻5~10分で終わるのが一般的で、長くても30分ほどで終了します。

照射後から1~2週間の間は、鼻粘膜が腫れて鼻づまりや鼻水が多くなることもあるため、術後も検診のために通院します。
治療後すぐはかさぶたになっている状態で、少し鼻が詰まった感じがするかもしれませんが、自宅で無理にとると出血の恐れがあるためなるべく触らないように注意しましょう。
2週間程度でかさぶたが取れる状態となり、病院にて鼻の中の検査のあと鼻腔内の清掃が行われて手術は完了です。

ただ、レーザー手術は花粉症やアレルギー症状をなくすのではなく、あくまで一時的に軽減するための治療です。
永久的に効果が続くのではなく、また効果には個人差があるということも念頭に置いておきましょう。

レーザー手術の費用は?保険適応される?

花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー手術は、妊娠中・授乳中の方など市販のものや処方箋を服用できない方や、お子さんにも施せる優秀な治療術です。
以前は健康保険の適応がなかったため、手術費用は数万円かかっていましたが、現在は健康保険の適応が認められているため、病院によって差はあるものの3割負担により約7000~8000円、高くても1万円前後で手術が可能です。

この他発生する費用に関しても見てみましょう。
一般的な花粉症レーザー治療には手術以外に、術前診察、術後の経過観察があります。
当然これらの診察にも健康保険が適応されるため、3割負担で計算すると、初診料や手術料・術後の診察料などを合わせて、1万5000円程度がおおよその概算費用となります。
また血液検査によるアレルギーの検査を同時に行う場合、別途5000円前後が必要になります。
これらの料金は症状や病院によって異なるため、術前にきちんと確認するようにしましょう。

レーザー治療により、鼻づまりの症状の80%以上が改善されるという報告があります。
花粉症のメイン症状である、鼻水やくしゃみが改善される確率も非常に高いです。
ただ、効果には個人差があるため、1回の施術ですぐに効果が出る場合もあれば、2~3回施術が必要な場合もあります。

念頭に置いておかなければならないのは、あくまで鼻粘膜の治療であるため、目の症状やのどの症状には全く効き目がないという点です。
他の箇所が酷い場合は、それに応じた対策が必要であることも覚えておきましょう。
さらに、レーザー治療は万能ではなく、あくまでも鼻の症状を軽減する治療であること、効果が続くのは約1~3年であることも肝に銘じておきましょう。

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